ピースウォーカー

やっとのことクリアする。ここんとこ一つのゲームを集中してやっていなかったせいか、妙に新鮮な気持ちである。

表紙が新川さんというのも新鮮なMGSだらけのSFマガジンにて、矢野健二さんがおっしゃったように、ゲームで平和平和と説いているのに、平和のためになんたらだから、矛盾だらけの軍拡ばっかしている自分がいる。

MGS3」と「ダークナイト」を経て、すっかり有名になっちゃったフルトン回収を使い、メタルギアOPS同様、まるで全盛期のRUF並に、即戦力になりそうな兵士を乱獲。逆らう者は説得という名の牢獄行きにする。お前らは鬼か。アウターヘイブンはその名ばかりのヒトデナシの軍隊です。

今では核とメタルギア(笑)、戦車とアパッチをも保有する武装要塞国家になりつつあるけど、その努力の結晶もボスの息子に潰され、ミラーさんが、そのボスのもう一人の息子に殺されると考えていると妙に泣けてくる。しかも、クレジットでの「この作品を伊藤計劃氏に捧げる」で、本当に泣けてしまうから困ったもんである。