アニメの感想なんていうものは

アスラクライン」の出来がアレな件……ここ最近見るアニメは、見て救われるというより、絶望に近いものを感じてしまうのは気のせいだろうか。「M.G.H」実写化かアニメ化しないかなー。三雲岳斗ファンとして。

東のエデン

PSPに貯めた「東のエデン」を一気に見ている。傑作。「戦国BASARA」といい、最近のIGにいろいろと外れはない気がする。攻殻SACが、押井版の設定を継承した「人形遣いが現れなかった公安9課」だったのなら、「東のエデン」は「ベイブリッジがミサイル爆撃されなかったレイバーが出てこない日本」ではないだろうか。まさか「日本を戦後からやり直す」という台詞をもう一度聞けるとは・・・・・・。まあ、神山監督だからあり得ない話ではないけど。

ポール・グリーンダラスが、アクションが出てこない青春映画を作ったらこういう出来になるかもしれない。

あと、リキッドさんと同じことしたのには笑った。

宮本武蔵 双剣に馳せる夢

作画監督黄瀬和哉 美術監督ー平田秀一 と書くと、完全にいつもの押井映画だが、内容も完全に押井映画だったりする。一応、西久保監督なのに……。理論武装して、宮本武蔵という虚構的存在を語り続ける映画。立喰師列伝より、ミニパトに似ているかも。まさか、宮本武蔵を扱ってるのに、戦車という単語を聞けるなんて。

これって、好きな人には快楽かもしれないけど、知らない人が見たら苦痛以外のなにものでもないだろうな……。

武蔵の殺陣での浪曲の使われ方が最高にカッコよく、こんな気持ちい曲が流れるアニメ殺陣は、ストレンヂア以来かも。