物質消費社会での近況

・去年、ゲームショーでやり、友人とクソクソ言いまくっていた「デモンズソウル」を買った。やってみた。クソじゃなかった。激しく反省する。ラヴクラフトベクシンスキーを足したような、触手ウネウネグロゲログチャグチャな建築やら、クリーチャーがとても魅力的。モンハンっぽいけど、拙僧は天邪鬼なので、大勢の人々が大学のカフェテリアや電車の中で肉を焼いてるモンハンが嫌いだった。みんな火吐いてくる甲殻恐竜より、ゲロを吐いてくる中身を半露出した甲殻恐竜を狩りに行けばいいのに。と思ってしまう。

・「ワイプアウトHD」が楽しい。もはやSWの惑星コルサントが、ポストモダン的(フランス流・フィフスエレメント的ってことか)にデザインされたようなトラックを垂れ流して見ているだけでも楽しい。エイフェックス・ツインマッシヴ・アタックの中間みたいなテクノ洋楽もとても心地いい。特に、ED RUSH(クラフトワークもいるのね)。こんなに心地いい洋楽の使い方は「バーンアウト」のソナタ・アークティカ以来かも。アイポッドに入れたいけど、サントラが見つからん。「〜パルス」から流用してるけど、その「〜パルス」が、日本で発売してない……。ファック。

・ギブスンの「スプーク・カントリー」と、マリー・フィリップスの「お行儀の悪い神々」読んでる。「お行儀〜」はバカ小説として傑作。信仰失ったギリシアの神様達が、現代のロンドン郊外で堕落してるお話。とりあえず、犬と他の神様の世話してるアルテミスさんが可愛そう。うっかり太陽消して、アイドル目指すアポロンに萌える。「かんなぎ」か「かみちゅ!」あるいは、「聖☆おにいさん」のキリスト並のアホ振りだけど、こういう神萌えも全然悪くない気がしてきた。神道とか仏教の神様で、こういうネタやんないかな。退屈な仏像の見方が少し変わって、歴女現象のように、寺が若者やカップルが闊歩するほど、賑わうこと確実なんだが。……まあ、無理だな。「仏ゾーン」という漫画は、あまりにも新し過ぎたし……。