オタク巨匠も遠くになりけり

深夜、合宿での撮影中、強力若本の声がした。トゥルーライズがやっていた。少しだけ元気を貰った夏だった。

ってなわけでキャメロン大師匠の新作「アバター」。予告だけ見る限り、主人公が仮死状態の異性人の脳をインプラントして、キャメロンお得意の異文化こみゅにけいしょんするガチムチハードSF。量産型パワーローダみたいなのもわんさか出てきてなんか燃える。まるで押井さんのガルムそのものだ。いや……っていうかコレ、ガルムでいいんじゃないだろうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/G.R.M._THE_RECORD_OF_GARM_WAR%EF%BC%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%A0%E6%88%A6%E8%A8%98%EF%BC%89

これが全編IMAX、3Dが本当ならわざわざ川崎に行っても良い。キャメロンのIMAX、3Dなんて、小学校のころ近所の産業科学館で見た「キャメロンのタイタニックの秘密」以来である。

そのたった300円で見れた素敵なIMAXシアターはフィルムが高すぎるという理由で潰れ、いまでは世界最多の星が見られるという「メガスターⅡ」というシロモノのプラネタリウム上映用にスクリーンが流用されていた……。これもまた200円だったので、騙されたと思って見に行ってみたら、ウルトラの星まで見れる規模のシロモノで、白痴のように「スゲエスゲエ」としか言えないくらい感動する大学三年の夏であった。

http://assault-girls.nifty.com/

BSでやっていた押井版「鉄人28号」に感動してたら、「アサルトガールズ」の公式がいつのまに出来てた。狙っているのか、樋口シンちゃんがポスター製作をするそうで、未だに押井さんは「女立喰師」からガルムを諦めていない様子。とはいえ、キャメロンがガルムのようなものを作ってしまい、同じ12月に公開するのは何かの皮肉かもしれない。馬鹿みたいにアクション色を押しているトレーラーだけど、「宮本武蔵」のように、延々と美女が銃器を語る映画に違いない。

どうでもいいが、テアトル新宿で12月公開ということは、「東のエデン」の一章と二章の間に挟まれての上映ってことになる。川井憲次三本立て。ある意味、押井映画三本立て。……いい時代になったものである。

魔法学園ものと忘れてしまう

「謎のプリンス」を見に行く。前回の元虐められっ子(スポックもそうだったなぁ……)ということが判明したツンツンスネイプさんや、迷言「いいぞジェームス!」発言で逝ったシリウスさんのお陰で、腐った人のファンを増やしたハリー・ポッター。児童文学ということを忘れながら観てしまいます。

・厳戒態勢なホグワーツの周りにシールドのようなものを張って、「炎のゴブレット」に出てきた魔法省の公安みたいな人たちが警備しているのが何か燃える。

・サッカー嫌いの拙僧は、前作でクィディッチのシーンが削られたのは大変嬉しかったが、何故か今作でまた復活してやがる。とはいえILMの写実的CG技術が上がっているのか、人がピューピュー落ちる肉弾戦色が強い。どうせ、回復魔法があるなら次作のクィディッチは首とか腕とかが千切れる血みどろのブラッドスポーツに変容していたら少し嬉しい。

・ドラコとハリーがトイレでドンパチをする。水道管が破裂し水浸しになる。水を浴びる野郎二人、とてもエロい。ヴァンダミングアクションのように、いつ脱ぐのかハラハラする。

・途中、シャマランの「サイン」調になったのは驚いた。

・作り手が明らかに狙っているのか、ルーナが可愛すぎる。電波、語尾がおかしい(〜しぃ)、アニメ声、ロリ顔と、洋画では初めてじゃないかという黄金比を持つこのキャラは、今作でも何故かクィディッチの試合中、一人だけ獣の被りモノをしている。誰も突っ込まない。最高だ。クリスマスパーティでハリーがルーナを誘ったとき「ハァァァリィィッ・ポッタァァァ!」と江原正士のヴォルデモート卿が心の中で歓喜する。その他の事がどうでもよくなってくる瞬間だった。

・バートンの嫁こと、ヘレナ・ボナム=カーターこと、ベラトリックスさんがエロい。何だこの富野アニメに出てきそうなロリ顔クソビッチは。耳元で囁きながら、このまま筆下ろすんじゃないかという演技。たまらん。THXサウンドで横から声がする。たまらん。

・戸田訳でなくなったのが少し寂しい。「死の魔法!」というそのままな超訳をもう一度見たい気もする。

ライダーマンは仮面ライダーではない

そう遠くない未来。人類はナノテクノロジーの恩恵を受け、技術が飛躍的な進歩を遂げようとしていた。しかし、世界各地でナノテクを用いたテロ事件が多発する。テロの主謀者はSacred Hegemony Of Cycle Kindred Evolutional Realm(同種の血統による全体の、神聖なる支配権)、ショッカーと呼ばれる秘密結社だった。ショッカーはコブラコマンダーこと死神博士によって強化された改造人間。痛覚マスキングにより「痛み」のクオリアを遮断させた恐るべき改造人間を率いて、新世代の人類による世界を構築しようと画策していた。それを阻止するのが、23の主要国から形成されたICC直属の対テロ国際機密平和維持機構。サハラ砂漠ジオフロント内に本部を構える彼らは、最新鋭のナノテクを用いたマスクドライダーシステム呼ばれる強化外骨格を身に着けることにより、常人離れした脚力、装甲、脳内クロックアップによる擬似アドレナリンの身体強化を駆使して、ショッカーの改造人間と死闘を繰り広げていた。あらゆる金属を分子分解するナノマイトによるテロによって、主要都市を消滅せんと企むショッカー。その影には巨大軍事企業の影が存在していた。ライダーに着任したばかりの、デュークとホークは特殊ボウガンの達人スカーレット、寡黙なライダーであるスネーク・アイズと共に、ショッカーと闘い続けていた。しかしショッカーにはかつてのデューイの恋人バロネスの姿がいた……。

……ぼくはきょうかめんライダーをふたつみた。ディケイドのできにガッカリしていたら、まさかもうとうがかめんライダーをつくっているとはおもいませんでした。しかもないようがへいせいばんではなく、しょうわのとうえいまんがまつりのようなふいんきで、エッフェルとうがポッキリおれて、わらえない「チーム☆アメリカ」といわれているのに、ぼくにはじゅうぶんわらえました。どこかでみたようなやかんのせんとうきやドリルミサイルとか、なんきょくのかいていきちとかででっかいパルスほうドカドカせんすいかんだいばくはつ、ひとがごみのようにえがかれていて、さすがはスティーヴンのなまえにはじないソマーズだとおもいました。ソマーズは「ザ・グリード」や「ヴァン・ヘルシング」のように、おかねをかけたのに、おもしろいんだかおもしろくないのかよくわからないえいがをたくさんつくってほしいとおもいました。そうすればてんごくにいるいしのもりせんせいもきっとしあわせだろうとおもいました。

夏休みももう終わりか

と常に苦しいことを考えると、アインシュタインさん曰く、体感時間が遅く感じるらしいので、常にこれを考えて夏休みを生きていこう。

いまさらになって、「サマソニ行きたかった病」にかかかる。サマソニに行った某友人が、「名物千葉マリン風が嵐に変わった中で、トレント兄貴がhurt熱唱してた」。

ああ、畜生。なんだそのウッドストックは。「またあるからいいじゃん」じゃないんだ。これで最後かもしれないんだNINは。どうして、先週に合宿があったんだ。今でもいいじゃないか。なに拙僧は胡坐かいて日記なんて書いてるんだ。


http://eiga.com/buzz/20090803/3

本当だったいいな。「エイリアン」の時、美術が気に入らないという理由で、勝手にハンマーで宇宙船をぶっ壊しはじめ、「ブレラン」では、ハリソンが食っていたソバ屋台の柱が気に入らないという理由で、勝手にチェンソーでぶっ壊し始め、最近じゃ、ウォーリーを探せのごとく、自分の妻をイルミナティの暗号のような難解さでどこかに出す、この人でなし監督が帰ってくるのだろうか。

怒首領蜂と一発で変換したい

色んな意味で死ぬかと思い、ことごとく自分の存在そのものが嫌になったこの一週間を何とか乗り越えて、櫛に大量の髪の毛が抜けていたことに驚き。その衝動で中野でそれっぽい金属トランクを買い、100円ショップで買った材料を用いて、グエンバンやらローゼンリッターやらパトリチェフという名の小道具爆弾作りをしている。って書くとなんだかこれから無差別テロをしにいくみたいだ。

やっと脳味噌に映画を叩き込める余裕が出てきたかも。「サンシャイン・クリーニング」「セント・アンナの奇跡」「ボルト」「サマーウォーズ」「謎のプリンス」あたりを抑えておきたいところ。


http://blog.livedoor.jp/jin115/archives/51543808.html

借りたPS2の大往生をハマッていたら、裏でこんな事が起きている。国産STGの未来ってどうなるんだろうか。

http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20090724.htm

HALOと押井守という組み合わせ……クリエイティブディレクターとは何ですか。ダロスか、お蔵入りになった押井版銀河英雄伝説みたいだったらどうしよう。どうでもいいけど、「アサルトガールズ」のガルム臭さはなんだろう。

ブラックジョークシューターというやつ

LOL LOL

ロリッ子に近づき過ぎると喰われるというのは、ロメロ流ゾンビフラグの鉄則。良く分からんが。


スチームボーイ」からスティーブ・ジャブロンスキーのファンだが、「トランスフォーマー/リベンジ」のスコアは、日本では発売されないそう。リンキンパークの歌のやつしかない。高校時代、確認もしないで、スパイダーマンダニー・エルフマンアルマゲドンハンス・ジマーのスコア盤だと思って、ツタヤで意気揚々と借りたら歌しか入ってなかったというあの空虚な悔しさと似ている。

と思ったら、アマゾンでスコアだけの輸入盤買えるそう。なんだ。

ここ最近、スター・トレックエヴァ「破」のサントラを聴き続けている。特にエヴァの29曲目はエンドレスで聴くには最適なヘヴィロテ曲でかもしれん。予告に流れてくるアレ。ジマー節、川井節のような鷺巣節というやつかも。

何故か、エヴァのサントラでザ・ピーナッツが流れてくるとは思わなかった。いつ流れてきたっけ?てか、これから自分らが作る映画でザ・ピーナッツを使おうと思っていた矢先、丁度いいタイミングで……。